特集 拡大する看護の役割・2—アメリカ看護の動向を探る
対談/看護の役割はどう拡大しつつあるか—目で見たアメリカ看護の動向
二木 シヅヱ
1
,
松木 光子
2
1人間と看護を考える会
2大阪大学医療技術短期大学部
pp.40-55
発行日 1979年1月1日
Published Date 1979/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918584
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アメリカ看護の新しい動向
役割の拡大と専門分化
松木 アメリカでは1950年代から,医療が病んでいるといわれ,とくに医療ニードと提供とのギャップが問題にされてきたけれども,どうしていいか模索しているうちに60年代が過ぎて,その60年代の終わりに,‘除隊衛生兵’を医師の助手として使うメディックス(Medix)計画がクローズアップされてきました.いろいろな名前が使われているようで,カリフォルニアではパラメディックス(Paramedix)と呼ばれていますが,医者とそのパラメディックスの活躍が話題になっていたけれども,看護婦は引っ込んでしまっているような印象がありました.
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