グラフ
ストレツチヤーのない病院—ヘルスマンパワーの総合教育を目指す 藤田学園名古屋保健衛生大学
八木 保
,
本誌編集室
pp.10-15
発行日 1979年1月1日
Published Date 1979/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918581
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藤田学園名古屋保健衛生大学は,いわゆる新設医大の1つであるが,ここは他の大学と異なった特色をもっている.それは藤田学園が医師だけではなく,医師・看護婦・臨床検査技師の3者を養成している点である.つまり医学系総合学園を目指しているのである.
藤田学園は1966(昭41)年に開校された名古屋衛生技術短期大学を母体にスタートし,1968(昭43)年に衛生看護学科と衛生技術学科から成る衛生学部単独で大学をオープンした.続いて1972(昭47)年に医学部を併設し,初期の目的通り保健衛生に関するあらゆる職種の総合教育を目指す大学に1歩近づいた.このほか藤田学園は名古屋医学技術専門学院,南愛知高等看護学院,南愛知准看護学校と2つの実習病院を擁している.ちなみに,2つの病院は大学に付属し,医学部に付属していないところに大学の姿勢が明確に表現されている〔第1病院は大学のキャンパスに,第2病院(ばんたね病院)は名古屋市中区にある〕.
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