特集 実践のなかでの体験と学び・2
生きた看護教育—その学びを支えに
遠藤 幸子
1
1中野総合病院
pp.818-822
発行日 1978年8月1日
Published Date 1978/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918461
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私は看護婦として4年目の夏を迎えようとしています,最初臨床に入ったときは,看護婦は2年間だけ,と心に決めていました.その2年間は,中学のころから目指していた保健婦になったときに役立てるための臨床経験だと割り切っていたのです。しかし,看護婦としての日々を重ねるうちに,離れ難い仕事の中身であることをつくづく感じはじめ,そのまま今日に至っています.“離れ難さ”とは何なのでしょうか.それは,看護の確実な手ごたえと言えるかもしれません.
今,看護婦としての自分を振り返り,看護の本当のスタートともなったある教師との出会い,その後の臨床での印象深い看護事例を述べてみようと思います.
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