学生の眼
抑鬱傾向にある患者の看護を通して考えたアプローチの在り方
名村 美津枝
1
1横浜市立大学医学部付属高等看護学校
pp.737-742
発行日 1978年7月1日
Published Date 1978/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918441
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はじめに
私は内科実習で,ネフローゼ症候群に加え治療薬プレドニンの副作用の出現,それによる将来への不安や,また義母への遠慮などによる精神的負担が大きく抑鬱傾向となり,入院当初は自殺企図患者で要注意とれていた患者を受け持った.そこで抑鬱傾向の改善を目標にコミュニケーションの機会をつくり,実習12日目より,患者の心理経過を把握し適切な対応をする一対策として,プロセスレコードを採りアプローチを考えた(期間:昭和52年9月5日-10月6日).
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