グラフ
おばさんもう帰っちゃうのつまんないな—国立小児病院のボランティア活動
pp.762-763
発行日 1976年8月1日
Published Date 1976/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917934
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日本では育ちにくいといわれてきた病院ボランティア活動が ようやく定着してきたようである.ここ国立小児病院(東京都世田谷区太子堂・香川シズ看護部長)でも2組みのボランティア・グループが活動している.
1組はYMCAの婦人グループで 既に5年以上も続いており 先般 院長から表彰状を贈られたばかりである.このグループは病院の近くに住んでいる9人の家庭婦人で ちょうど育児から解放された年代の人々が 地域に役立つ仕事をしようというYMCAの方針に従って始めたものである.毎週火曜日の午前9時から午後1時まで2人ずつのローテーションを組んで 外科系の病棟の‘看護助手’の仕事を受け持っている.主な仕事はシーツ交換 シーネ交換 おしぼりづくり 検査容器のレッテルはり 入浴の手伝いなどで‘ベテランの主婦の実力が十分に生かされている’(北村カヨ婦長談)ということである.
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