マイ・オピニオン
看護学会について思うこと
見藤 隆子
1
1東京女子大学短期大学部
pp.649
発行日 1975年7月1日
Published Date 1975/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917279
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昨年の秋,ある看護学会において,一般演題の司会をする貴重な機会を与えられた.その時の印象を一口で言うなら,難問の前で,どこから手を着けたらよいか分からない,あるいはまるで通じ合えない異邦人の中に,1人取り残されたような感じのものであった.これはもちろん私自身の力不足にもよっている.が今ひとつには,発表者や参加者が,私にはハッキリと了解できぬことを,なんの疑問も抱かず話し合っている,ということのためでもあった.
討論のやり取りを具体的に書けるとよいのだが,正確な記録が手元にないので,話を分かりやすくするため,私が担当した発表者の抄録の中の文章を,1人につき1つずつ拝借して,このへんの状況を推測していただく手掛かりとしたい.
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