褥瘡の病理・予防・治療・2
褥瘡好発部位—等高線撮影法および体圧分布による解析
木村 哲彦
1
1国立身体障害センター整形外科
pp.289-292
発行日 1975年3月1日
Published Date 1975/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917210
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近年人間工学的なものの考え方が医学分野においても台頭して来るに従い,ベッド・椅子などに用いるクッション材の科学的検討がなされるようになり,ようやくこの方面にも目が向けられるようになった.クッション材に関しては別の機会にゆずるとして,今回は人体の凹凸について,すなわち,背部および殿部などのいずれの部分が突出して他と強く触れやすいかについて,等高線撮影法による生体観察的な考察を行い,吏にその部分が圧迫を受けたときに,いかなる状態で強圧が加わるかを等圧線による圧力分布をもって表記した.上で,好発部位と圧力の関係を対比して解析する.
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