Japanese
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特集 故佐藤勉教授追悼号
屈折
水晶体屈折率の部位分布に就いて
On the distribution of refractive index within the crystalline
中島 章
1
,
平野 東
1
,
斉藤 幸市
1
Akira Nakajima
1
,
Higashi Hirano
1
,
Koichi Saito
1
1順天堂大学眼科
1Dept. of Ophth., Juntendo Univ.
pp.1666-1669
発行日 1960年11月15日
Published Date 1960/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207070
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1.緒言
水晶体の屈折率の測定に関して著者の一人斎藤は「日眼会誌」64巻7号に於て発表した。その中で水晶体屈折率の部位的変化を追求する方法としてシュリーレン法を発表した。
シュリーレン法とは,光の屈折を利用して屈折率の違いを見出す方法で,光学的に不均質,即ち屈折率が部分的に変る光透明体の不均質部の分布状態を観察する方法としてシュリーレン法は非常に有効な方法である。本実験に於て水晶体内部の屈折率の部位的変化の測定にこのシュリーレン法を応用した。
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