ベッドサイドの看護
心因性症状を呈する患者への援助
小林 百合子
1
1名鉄病院内科病棟
pp.135-138
発行日 1975年2月1日
Published Date 1975/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917180
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ネフローゼ症候群の中でも,腎機能障害を伴ったものは,予後不良とされている.入院後,保険も切れ継続療養となってからも,病状はかんばしくなく,家族からは半ば見放され,面会人もない患者にとって,闘病意欲を持ち続けるということはたいへん困難なことであろう.
元来,看護は感性的な面でのみ考えられてきたことが多かったように思う,患者の個別性に合わせて,そのニードによっては,知性の面へのアプローチも必要ではなかろうか.
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