Japanese
English
特集 皮膚筋炎のすべて
治療
皮膚症状のみを呈する皮膚筋炎に対する治療
Treatment of dermatomyositis presenting with only cutaneous symptoms
山本 麻琴
1
,
佐伯 優佳
1
,
山崎 由里子
1
,
猪爪 隆史
1
Makoto Yamamoto
1
,
Yuka Saeki
1
,
Yuriko Yamazaki
1
,
Takashi Inozume
1
1千葉大学大学院医学研究院皮膚科学
1Department of Dermatology, Graduate School of Medicine, Chiba University
キーワード:
皮膚筋炎
,
無筋症性皮膚筋炎
,
ヒドロキシクロロキン
,
メトトレキサート
Keyword:
皮膚筋炎
,
無筋症性皮膚筋炎
,
ヒドロキシクロロキン
,
メトトレキサート
pp.169-175
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000004083
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
●皮膚筋炎患者のうち,全体の約20~50%は筋症状がないか軽度な無筋症性皮膚筋炎(clinically amyopathic dermatomyositis:CADM)に該当する.
●皮膚筋炎の皮疹は強い瘙痒を伴い,患者の生活の質の低下やストレスや睡眠障害をひきおこすため適切なマネジメントを要する.
●本邦では皮膚外病変がない場合,全身療法が実施されることは少ない.生活指導,スキンケア,外用療法で経過観察されることが多いが,効果は乏しい.
●海外では皮膚症状のみの皮膚筋炎に対して,ヒドロキシクロロキン(HCQ)やメトトレキサート(MTX)を含む全身療法の有効性が報告され,実臨床でも用いられている.
(「ポイント」より)
Copyright © 2025, KYOWA KIKAKU Ltd. All rights reserved.