学生の研究
効果的な罨法
井本 裕子
1
,
清原 はるみ
1
,
高本 愛子
1
,
藤原 素子
1
1国立別府病院付属高等看護学院
pp.58-60
発行日 1975年1月1日
Published Date 1975/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917165
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
従来,実習中に,悪感を訴える患者に接すると,ほとんどといっていいほど,肩・背部・足などの部位に,罨法を貼用し,保温してきました.何げなく貼用していましたが,はたして,その部位が本当に適当なのだろうか.最適だとすれば,それはなぜなのだろうか.また,人間の身体の中で,冷温を強く感じる場所があるが,それは,いったいどこで,それは羅法と関係しないだろうかという数々の疑問を感じました.
これらの疑問を,少しでも解決してみようと,健康者2人を対象に,皮膚温度を測定し,実際に温罨法を貼用して,血液循環と皮膚温度とがどのような関係にあるかということを調べてみました.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.