症例研究
罨法殊に鉱泥てん絡について
尾島 智子
1
1岡山大学附属病院三朝分院
pp.202-205
発行日 1956年4月15日
Published Date 1956/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910107
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はじめに
理学的療法は藥物療法や外科的療法と共に三大治療法の一つであつて,他の二法に比し兎もすれば簡単に考えられ勝ちであるが,実施時の注意如何に依つては,疾病の軽快・治癒に大きな影響を及ぼすものである。今回はその中の一部門をなす水治療法の中の“罨法”を取り上げ,日常吾々の病院に於て行つている,温泉療法の中の鉱泥てん絡療法を,中心として話を進めて見たいと思う。罨法に就いては昨年1月号の看護学雑誌に記載されているので,簡単に述べる。
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