連載 MY THERAPY in series・14
体重増加遅延新生児にVitacampherを
衛藤 毅
1
1東京都立荏原病院
pp.717
発行日 1963年9月10日
Published Date 1963/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202883
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何れの病産院でも産褥入院日数は1週間を基準としているようだが,筆者は,次の理由で10日乃至2週間は入院静養した方がよいと母親学級などで説明している。
(1)母体側よりみると外診上子宮が触れなくなるのは,産褥第8日ないし第10日で,この頃になると悪露も血性がなくなる。(2)児側からは,生理的体重減少が初体重に復帰し体重増加の見込のたつたとき。〔註〕入院間に体重復帰をみた3070例につき調査すると平均生後8.6日となり大多数(91%)のものは生後第12日までである(昭25)。
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