2色ページ 統計
傷病別平均在院日数
井上 美智子
1
1厚生省統計調査部衛生統計課
pp.671
発行日 1974年6月1日
Published Date 1974/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917038
- 有料閲覧
- 文献概要
下の図は,昭和46年の患者調査より,病院における6月1か月間の退院患者について,傷病別にみた平均在院日数である.全傷病の平均在院日数は50日であり,精神障害,結核の平均在院日数は1年以上と他の疾患に比べ長期療養が必要とされている.このほか一般に成人病といわれている脳血管疾患,糖尿病,神経痛および神経炎,高血圧性疾患,悪性新生物なども平均日数を上回っている.
一方,平均を下回るものは不慮の事故,中毒および暴力37日(この中には自動車による交通事故も含まれている),虫垂炎(盲腸),正常分娩は1週聞から10日前後となっており,このほか急性鼻咽頭炎,急性気管支炎があげられる.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.