早期退院計画・13
平均在院日数短縮の問題と対策
末永 豊邦
1
1鹿児島共済会南風病院
pp.684-687
発行日 1999年7月1日
Published Date 1999/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902760
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当院は鹿児島市の中心部周辺に位置し,病床数338床,医師65名(常勤41,非常勤24),看護婦244名を有する総職員数519名の中規模病院である.診療科は内科系が一般内科,循環器内科,呼吸器内科,消化器内科,腎内科,肝臓内科,放射線科で,外科系が外科,整形外科,脳神経外科,心臓血管外科,麻酔科(ペインクリニック)の12科である.看護体制は平成10年7月より新看護2対1(A)となっている.近くには国立病院(300床),財団法人の総合病院(450床),医療法人が2院(200床,168床)などの中規模病院が密集している病院群の中にあり,鹿児島県内で最も生存競争の厳しい環境にある.
今日まで地域医療に貢献すべく努力してきており,その結果外来患者数が増加し,最近では1日400名近くが外来を受診している(図1).病床稼働率もこの数年間85〜86%であり,経営収支は安定している(図2).
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