ベッドサイドの看護
精神的なストレスの強い喘息患児への援助
渡部 昌子
1
1国立愛媛療養所小児病棟
pp.68-72
発行日 1974年1月1日
Published Date 1974/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916924
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
当所は結核療養所であり,小児病棟でも過去においては多数の結核患児が入院していたが,結核の減少により現在では一般慢性疾患児を収容するようになってきた.その中でも喘息患児の占める割合いは他の疾患に比較して大きく,そのため入院が長期にわたるが,発作時以外は健康な子供とほとんど変りがない.
また共通点として身体・精神的に虚弱であるため,その扱い方が非常に難しい等の問題をかかえている,ここでは単にベッド上での看護のみでなく,生活訓練の指導と喘息発作に対する援助等,子供の入院生活をいかに送らせるかという問題点について,1例を報告し,考えてみたい.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.