ベッドサイドの看護
知覚および精神発達遅滞が問題となる重度脳性麻痺児の看護
辻 和子
1
1大阪赤十字病院付属大手前整肢学園
pp.1120-1127
発行日 1973年9月1日
Published Date 1973/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916748
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肢体不自由児の多様なリハビリテーション看護において,その最も代表的な疾患としては,まず脳性麻痺に焦点をあてるべきであろう.
わが国,肢体不自由児施設77か所に入園する児童のうち,脳性麻痺の占める割合は,全国平均51%で,かつての骨関節結核やポリオは,抗生物質,化学薬品およびポリオ生ワクチンの登場で消退し,医学の進歩とともにそれらの病気はほとんど姿を消してしまった.
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