資料
昭和46年度における看護制度検討・研究報告書抜粋(2)
日本看護協会
pp.1227-1235
発行日 1972年9月1日
Published Date 1972/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916443
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.‘准看制度’の要否について
‘准看制度’は廃止すべきだという回答が多い.しかし‘准看は廃止すべきだ’といっても,その意味するところは必ずしも一定ではない.‘准看制度’廃止という意見には,大別して‘有資格補助者はいっさいいらない’というものと‘有資格補助者が必要’というものとがある.
前者の場合,有資格者の補助者はつくるべきでないが,無資格補助者は必要である,という意見は多い.このような意見をもつグループが,無資格補助者をどのようなものとして考えているかは後述のように多様であるが,いずれにせよ‘有資格看護婦と無資格補助者の間に,中間職は作らない’‘看護婦以外でできる仕事’あるいは‘指示されておこなう業務’は‘無資格補助者でよい’という考え方である.
Copyright © 1972, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.