ベッドサイドの看護
新生児の観察
紫和 清美
1
1愛育病院新生児室
pp.756-758
発行日 1972年6月1日
Published Date 1972/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916350
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新生児が母親の付属物としてみなされた従来の新生児管理のあり方が問題にされ,新生児を1人前の人間として考える方向にしだいに変わってきている.新生児に関する研究も活発に行なわれるようになったのもここ数年のことである.周産期死亡,乳幼児死亡がその国の衛生のインデックスにされることから考えても,それらを減少させるために出生前からの総合医療体系の中の1時期として新生児をとらえる必要がある.新生児の管理にあたっては産科医,小児科医,看護婦が医療チームのメンバーであり,それぞれが新生児のエキスパートになることが望ましい.
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