海外サロン
新しい義手,他
pp.57
発行日 1970年1月1日
Published Date 1970/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914739
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ノースウエスタン大学病院で,最近,左手を切断した女性の患者に人工の腕をつける手術が行なわれた。この患者は手術後たった6時間にもかかわらず,医師が“握りこぶしをつくってごらん”と言うと,彼女は左手をそのように動かした。
切断手術ののち,5分たつかたたないうちに,人工の筋電性の手が患者につけられた。上肢の装置をこのようにすばやく合わせることができたのは,これが初めてであろう。この報告はシカゴで開かれた第8回国際医学生体工学会議の席で,D.S.Childress博士によって発表された。
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