ドクター訪問
母体軽視の風潮を批判する—前シュワイツァー病院 高橋功先生
檜垣 日出男
,
本誌編集室
pp.113
発行日 1969年10月1日
Published Date 1969/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914659
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去る6月,同志社大学マンドリンクラブ員40名を引率して西欧7か国の演奏旅行を終え帰国された。
先生の,ギターとのつき合いは古い。昭和4年,セコビアの来日があってその演奏に魅入られて以来というから,もう40年を越える。「医者は職業柄,絶えず患者という異常な状態にある人間と生身で対決していなければならない。緊張の連続ですね。だから,それをどこかで補うというか,趣味をほかに持つ医師は多いですよ。絵とか音楽とか……。けど,あのゴルフはいけないね。患者さんはいつ来るかわからないんだ。なるべく医者は留守してはならんでしょう。私はきらいだ。やらないね,あんなものは。」
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