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世界医療風俗—インドの伝統医学病院
石原 明
1
1横浜市大
pp.101
発行日 1969年3月1日
Published Date 1969/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914414
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さいきん私はインドを訪問して、従来の日本人医師がほとんど行ったことのない珍らしい病院を詳しく知ることが出来た。インドは古い国であるから、中国と同様に独特の伝統医学が発達している。その最大の医青機関と病院が、アラビア海のほとり、パキスタンの国境も近いグジャラ州のジャムナガルにあることを聞いて、はるばる海と砂漠をこえて行ったわけである。
インドの伝統医学には2系統あって、バラモン教の医神ズハンバンタリに由来するアユール・ヴーダ医学と、ギリシア系を加えたユナニ医学とが現存する。
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