特集 看護への道—学び舎を出て3年
管理者からひとこと
看護を実践する実力者たれ
森表 つや子
1
1大阪労災病院看護部
pp.33
発行日 1969年3月1日
Published Date 1969/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914398
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これから臨床に出発しようとしている人,またすでに臨床で活躍なさっておられる若いナースの方々に一言ということで,おこがましくも筆をとらせていただきました。過言であればどうかおゆるしください。
さて出発を目前に控えて,その心構えは,なんとしてもまず自分は何をする人ぞ,自己に問いその職責を正しく自覚することから出発し,また実践者にはその過程において,正しい看護を進めているのか,自己に確かめることを忘れないでいただきたい。そこて問題は,看護を経験しようとする者,また看護を担当している者が,看護とは何か,看護婦の果たすべき使命は何かを理論的に裏づけできない消極的な存在ではないかと日頃悔いられます。
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