臨床検査フロンティア 検査技術を生かせる新しい職種
第1種ME技術実力検定試験
小野 哲章
1
1神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部
pp.854-856
発行日 2009年9月1日
Published Date 2009/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102536
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はじめに
日本生体医学学会(旧日本エム・イー学会)は,1977年にME技術教育委員会を設置してME技術に関する教育・啓蒙のあり方を検討し,1979年にME機器の安全・適正な使用と管理に関する知識・技術を習得させるためのME技術講習会と,これらに関する能力を検定するME技術実力検定試験制度をスタートさせた.まず,ME機器を扱うすべての人がもつべき基礎知識と安全技術に関する検定試験である第2種ME実力検定試験を1979年に開始し,次いで,これらの人々の指導者たる資質を検定する第1種ME実力検定試験を1995年に開始した.2008年までに,第2種ME実力検定試験は述べ59,017人が受験し19,550人が合格,第1種ME実力検定試験は延べ5,079人が受験し1,222人が合格している.本稿では,上位検定である第1種ME実力検定試験制度の概要を紹介する.
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