看護の潮 明日の看護婦へ
わたしは看護婦一年生
患者の一言に反省する日々
大本 和子
1
1国立京都病院産科病棟
pp.42-43
発行日 1968年3月1日
Published Date 1968/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913910
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はじめに
私の勤務している産科患者の入院日数は約8日間で,他の病棟にくらべれば短く,女性ばかりであるという特徴を持っております。この入院期間において,女性を相手に私たち看護婦と患者との心のつながりは,いつもスムーズであっただろうかと,看護婦になり1年たったいま反省させられています。産科病室の空気になれてしまっている事実も否定できません。患者を中心にした看護が叫ばれている今日,患者から注意をうけた事実をとりあげ,今後の看護に役立てたいと,反省しております。
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