看護の視点 不足対策としての看護力強化
進んだ看護器械による労力緩和
長島 久子
1
1大阪赤十字病院
pp.26-28
発行日 1965年10月1日
Published Date 1965/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913742
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
よい看護器具による労力軽減を
私どもは看護業務の中の器械を研究して,器械化を計り,材料を近代的産業の中に求めたりして改善していかねばならないと思います。
医学の進歩は,看護業務を一層複雑にして参りました。この時に当たり,看護婦の不足は,誠に不幸といわねばなりません。看護婦の不足は,看護業務の推進にも支障をきたしますし、労働強化にもなりま,すます魅力を薄くして,人員の不足をきたす元にもなっております。その上,医療のための器材は著しく進歩しておりますが,看護の器材は残念ながらまだまだというところでございます。家庭電化も目ざましく変化しておりますので,看護用具ももっと進歩が図れるのではないでしようか。
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.