特集 病院職員の募集と採用
病院職員の労力源の開発
石原 信吾
1
1虎の門病院
pp.15-20
発行日 1966年7月1日
Published Date 1966/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202882
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1.問題の内容と方向
与えられた条件の中で生の実質を実現して行くのがいのちあるものの定めである。この場合,生の側の必要条件と,それをみたすべき環境の側の与件とがどこでマッチするか。問題はその双方の側で考えられなければならない。
病院はいったん創設された以上,いのちあるものとして,生存と活動の中にその創設の意味を貫徹していかなければならない。ただ,病院は非常にむずかしい生きものである。その存立目的にかかわる機能面の複雑微妙さは,その内部構造の面にも,ことさらに精密さを要請し,そこに運営上幾多の困難を発生させている。
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