Nursing Study
経口的与薬に際しての水薬の汚染度の調査
柏谷 みつゑ
1
,
塩沢 アキヨ
1
,
三浦 克子
1
,
山本 文子
1
1北海道立衛生学院
pp.91-95
発行日 1965年3月1日
Published Date 1965/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913544
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薬盃の被いと汚染度について
Ⅰ.はじめに
臨床で行なわれる医療行為の1つとして経口的与薬があり,直接患者に薬を与えることは,看護業務の日課の1つとなっている。
もちろん与薬に際しては,あらゆる点について慎重でなければならない。しかし,この重要な業務も単なる日課の一部と化し,ただ機械的に,あるいは無意識のうちに行なわれているのではないか,という観点から,先に私たちはクラスの看護用具の研究で与薬トレーをテーマに取りあげた。その結果通常何げなく用いている薬盃の被いには,どの程度の意義があるのだろうか,薬盃被いは必ず必要なものかなどの点が問題となった。
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