看護を科学しよう・6
実践と科学
倉田 正一
1
,
内田 卿子
2
1慶応義塾大学
2聖路加国際病院
pp.77
発行日 1967年9月1日
Published Date 1967/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913286
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先月号では,すきま風がなぜいけないかという問題をとりあげ,結局,テクニックを単にテクニックのみ切り離してしか教えがちな現在の看護教育,大方の傾向にも問題があるのではないかということになりました。ところでこの間題は単に看護教育のみならず,一般的な職業教育にも共通した問題でもあるようであり,かつまた—歩進めて考えれば,純粋科学と実践との相関関係,そのあるべき形というところまで普遍的に考えていかねば真の解決には至らないといった大きな問題でもあるようです。そこで,今月はもう少しこの科学と実践というテーマでお話を続けていただくことにします。
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