医学と看護8月のテーマ
白色便性下痢の看護
今野 房子
1
,
笹本 恵美
1
,
伝染病棟看護婦
1
1東京医科歯科大学医学部付属病院伝染病棟
pp.58-60
発行日 1967年8月1日
Published Date 1967/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913244
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この疾患は乳児消化不良症の一種で,おもに離乳期の母乳栄養児にみられるが,最近では人工栄養児にも稀ではないとされている。従来重症の消化不良症の一型である消化不良性中毒症と考えられるものを小児コレラとよんでいたが,これとは異なる小児疾患であるとしてこれを仮性小児コレラとよんでいる。
本症は晩秋〜初冬にかけて多く発生するところから晩秋乳児嘔吐症あるいは冬期下痢症などともよばれている。
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