連載
やさしい統計学・その3
杉田 暉道
1,2,4
,
津田 忠美
3
1横浜市大(公衆衛生学)
2横浜市立高看学院
3横浜市大医学部公衆衛生学
4横浜市立准看学院
pp.81-85
発行日 1967年3月1日
Published Date 1967/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913084
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
§2.2 母平均と標本平均の比較
I.母分散がわかっている場合
例題2.2.1 ある知能検査を全国の学生に行なったところ,その平均点は80点,標準偏差は7点であった。さて25名の学生に特別な教育をした。この学生は知能検査で83点をとった。新教育法の結果,従来の学生よりもよい成績を得たといえるだろうか。
仮説:新教育を受けた学生の成績は,全国の学生の成績と変わりない。すなわち全国の学生の成績を母集団とすると,25名の学生をその標本とみなすのである。この時の検定の計算方法は次の式によって行なう。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.