看護□臨床検査
臨床検査の最近の動向(2)
小酒井 望
1
1順天堂大学
pp.65
発行日 1967年3月1日
Published Date 1967/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913077
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4.自動化の発達
臨床検査の中で自動化が最も進んでいるのは臨床化学検査である。わが国に輸入されているのは,Auto-analyzerという商品名の装置だけであるが,このほかに2種類ほど新しい自動化学分析装置が外国で開発されている。
Auto-analyzerの普及はめざましく,本家の米国はもちろん,ヨーロッパや日本でも,大病院の検査室は競って購入する傾向にある。これは化学分析を文字通り自動的に行なう装置で,検体(血液)を並べておくと,たとえば血糖検査1種目を自動的に行ない成績を出す簡単なものから,一つの検体から12種目の定量分析を同時に行なう装置までできている。
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