医学と看護3月のテーマ
血清肝炎の看護
古川 カツ子
1
,
佐々木 せつ子
1
1自衛隊中央病院
pp.56-60
発行日 1967年3月1日
Published Date 1967/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913075
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はじめに
近年輸血による血清肝炎についての報道に接する機会が多く,一般の人びとの肝疾患に対する関心も高まってきた。
これは単に輸血による罹患率が高い(30%〜70%と報告されている)ということとともに,発病後わずか数日で死の転帰をとる激症型(1〜3%),また流行性肝炎に比し慢性化する症例も多い(30%ぐらい)ことが医学的だけではなく,社会的な問題にまでも発展した理由と思われる。
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