看護キャンパス
クラスメートの退学処分
日比野 路子
1
1華頂短大
pp.58-59
発行日 1966年8月1日
Published Date 1966/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912836
- 有料閲覧
- 文献概要
処分に起ち上った学生
4年間の看護学生生活を通じて,生涯忘れることのできない事件が,3年生の終わり頃に起こった。そしてこのことは,それ以後の社会生活のなかで「正しいと信じたことには,全身をぶつけて打ち当たれ,しかもかしこく……」という私の心の中のスローガンの基準となっているのだ。
その事件は,すべてがスケジュール通りに行なわれているある日の午後,突然,起こった。私どもはクラスメートの1人であるIさんが,退学処分にされて,しかももう家に帰されたというニュースをきいたのである。さっそくクラス全部が集まった。そして何が起こったのかとニュースを総合すると……
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.