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私の思いつき/紙で造る花
福士 房
1
1国立宮城療養所
pp.52-55
発行日 1953年11月15日
Published Date 1953/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912497
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「思いつき」という言葉は,ちよつとした時間に頭に組立てられてでき上つた名案のようにも取られる言葉ですけれど,私はそれよりも何かの問題が何時も心の底で意識的に,又は無意識的に考えられ,工夫され,錬られていて,それが何かの折にさつと一案に達する,そしてそれを具体化するまでに又コツコツと努力されなければならないものゝ樣に思います。
何時も自分の身近なこと,職場のこと又はお互の生活の中から良くしたい事を心の問題としていて,ひよいひよいと小さな大きな思いつきを生みだされたら,さぞ毎日新しい日を迎えられることでせう。
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