患者とともに
看護婦さん貴女のお仕事のお邪魔をしてすみません
小林 富美栄
pp.52-53
発行日 1964年11月1日
Published Date 1964/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912438
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□現場に出た私
昨年ウェイン大学の看護学部の学生として病院へ実習にでた私は,看護婦の資格をとってはじめて,制服をつけて病院に足をふみ入れた。20余年の臨床経験の空白は,看護管理や看護教育について学ぼうとする私にとってとまどいとともに新鮮な挑戦気分をよびさましたようなものであった。
私はもっと広く看護の現場で経験をする必要のあることを痛切に感じ,帰国したらまずそういう方針のもとに将来の暫定的な計画をたてようと考えた。ここから現在の私の立場がはじまったわけである。
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