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連載 つけよう! 神経眼科力・13
固視を助ける眼球運動,邪魔する眼球運動
Gaze-holding mechanism and abnormalities
橋本 雅人
1
Masato Hashimoto
1
1札幌医科大学眼科学教室
pp.430-434
発行日 2011年4月15日
Published Date 2011/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103600
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固視とはどのようなメカニズムで成り立っているのか?
固視とは,静止した指標を中心窩に保持することであり,それには眼球運動系が関わってくる。基本的な眼球運動系は,衝動性眼球運動(以下,サッケード),滑動性眼球運動(以下,パスート),前庭動眼反射,視運動性眼振,輻湊運動であり,それぞれ視覚への入力の違いでどの系が働くのかが決められている。サッケードは周辺の網膜に現れた指標を中心窩で捉える際に働き,パスートは動いている指標を追視する際に働く。また,静止している指標を固視しつづける運動には前庭動眼反射と視運動性眼振が働いている。
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