特集 看護の合理化
合理化の実際—病棟看護事務手(クラーク)の業務
幡井 ぎん
1
1虎の門病院
pp.37-39
発行日 1964年5月1日
Published Date 1964/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912239
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看護婦業務の分析がここ数年来盛んに行なわれている。業務分析を行なって今さら驚かされることは,それを行為別にみると,その内容も単純なものから複雑な行為に至るまで,多種多様を極めていることである。その中には習慣的にのみ看護婦が行なっている業務も多く,したがって合理性に欠けたものも多い。各方面で業務分析の必要性が叫ばれているのは,看護婦が本来の業務を行なうための合理的な組織をつくらんためであると思われる。
虎の門病院は開院当初より,看護のあるべき姿を求めて看護業務の分類をまず行ない,看護婦が本来の業務に専念できるようシステムの上で検討をして来た。
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