特集 患者の求めている看護
《座談会》誰が患者を見てくれるのか
岡 宏子
1
,
杣 英二郎
2
,
服部 茂雄
3
,
秋田 美子
4
1聖心女子大学
2前進座
3パイロット万年筆課
4港区立白金保育園
pp.10-19
発行日 1964年4月1日
Published Date 1964/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912202
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司会(岡) みなさんの患者としての体験から患者側から看護婦というものをどう考えているか。何を望んでいるか,どういうふうになってほしいか,ということをなるべくざっくばらんにたくさん出していただぎたいと思います。ただ同じ患者さんであっても男性と女性の違いもありましょうし,病気の種類も違いましょうし,またおはいりになった病院の組織や看護の仕方のシステムというものも,それぞれ違ったところにおはいりになっていらっしゃると思いますので,そういうことを初めにお互いに知っておきませんと,話がちぐはぐになるおそれがございます。まず,ご自分の病気の体験,どういう病気をいつごろなさってどういうところに入院なさって,どういう看護を受けたかというようなことを,自己紹介の形をとりながらしていただいたらどうかと思います。
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