看護婦さんへの手紙
求めに応じる喜び
松下 正寿
1
1立教大学
pp.13
発行日 1964年3月1日
Published Date 1964/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912167
- 有料閲覧
- 文献概要
私はおかげさまで到って健康ですから,今までのところ看護婦のご厄介になりませんでした。しかしときどき病院に見舞いに行って,病人が看護婦さんからやさしく世話してもらっているのを見て,うらやましくなることもあります。
そのようなゼイタクなことを言っている私も,早晩ご厄介になるでしょう。アッというまに天国へつれて行かれれば別ですが,ふつうの死にかたをするなら,必ずご厄介になります。その時はずいぶんご迷惑をかけるでしょうがよろしくお願いします。
Copyright © 1964, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.