静脈注射と看護業務 山形事件その後
静脈注射事件を契機に—正しい看護を進めるための運動
いぬい
pp.49
発行日 1964年2月1日
Published Date 1964/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912143
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看護協会と看護連盟(東京都渋谷区穏田1の4)は,昨年12月18日から1週間《正しい看護を進めるための運動》を行なった。この運動は,看護制度改善の一環として行なわれたわけだが,直接この運動の動機となったのは,山形県の静脈注射事件であった。最近,各地で起こっている看護婦の静脈注射事件も,もとを正せば,看護制度の不完全さ,ひいては医療制度の欠陥ということであり,このまま放置することはできないとの見解から,全国統一行動に踏み切ったものである。
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