看護英語あ・ら・かると
INTENSIVE CARE UNIT AND POST-MORTEM EXAMINATION
赤松 隆
pp.86-87
発行日 1963年12月1日
Published Date 1963/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912099
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◇Intensive Care Unitは,一言にしていえば,重症のcaseを一ヵ所に集めたwardあるいはunitのことですが,では,全部の重症がこのunitに送り込まれるかというと,そうではないようです。とくに24時間中,絶えまのない処置や観察が必要なcaseがこのunitの適応です。具体的に例をあげれば,craniotomy(開頭術)後に長期にわたる呼吸管理の必要のあるものまた,種々な理由で,連続的にhypothermia(低体温麻酔)を施行している患者や,絶えずhypoglycemic coma(低血糖性昏睡)の免険のあるもの,venous cut down(静脈切開)を行ない,点滴静注を連続的に保持しているもの,完全な意識障害のためtube feeding(経管栄養)を行なっているcase,その他いろいろな場合がありますが,このような連続的な観察が必要な場合は,ふつうのwardでは.管理にじゅうぶんな手が得られず,事故の起こる可能性もあるので,このようなunitが設けられています。
ここに患者を移す場合は,すべて病棟医師の判断により決めています。このunitの1部屋は,通常,数床からなり,各bedの間隔は,他のwardより広くとられ,多種のemergency procedureができやすいようにしてあり,また各bedごとに吸引および酸素のpipeがbed sideまで引かれています。
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