グラビヤ
はまぐみの子ら—新潟県肢体不自由児施設《はまぐみ学園》
pp.5-12
発行日 1963年3月1日
Published Date 1963/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911868
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波荒い日本海の砂に埋れ,風雪にさらされても,あしたは必ず芽を出し,地中に深く根をはって耐え栄える〈はまぐみ〉のように,この子らも育ってくれることを願って名づけられた新潟県肢体不自由児施設《はまぐみ学園》(園長河野左宙,副園長志賀正之,婦長山田ヤヨヒ)には,現在110名の手足の不自由な子どもたちが元気で日夜療養に励んでいます。
新潟県約4000名の肢体不自由児の唯一の療育センターとして昭和33年7月,県民の強い要望と支援によって設立されたこの学園は,青い海,みどりの松林を背景にたてられ,新潟市の中心街より徒歩で15分,松風と潮騒の奏でる,閑静な環境のなかにあります。
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