ナースの意見
患者と看護婦との人間関係/産科病棟における助産婦と看護婦との勤務体制にみられる問題点をどうするか/精神病院の開放制について看護の立場から
山本 和子
1
,
山本 笑子
2
,
広瀬 喜美子
3
1高知女子大学衛生看護学科
2日赤本部
3国立肥前療養所
pp.43-48
発行日 1962年2月15日
Published Date 1962/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911564
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
看護学を学んで最初の不満は,その看護学なるものが,学という名にふさわしくは体系づけられておらず,したがつて,看護とは何かという点についても,明確な答がでていないということであつた。
しかしながら,私は,看護婦をこころざす者として,看護の本質が,患者との接触の中にこそあるということを,なかば本能的に感じとつていた。そこで,病院実習もほぼ終了に近づいた今,私は私なりに患者と看護婦の人間関係を考えてみた。
Copyright © 1962, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.