Nursing Study
脳出血入院後2週間の看護
野地 輝子
1
1国立京都病院附属高等看護学院
pp.40-42
発行日 1962年2月15日
Published Date 1962/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911563
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はじめに
看護学生として内科病棟に実習に行き,いくつかの症例に当つてきましたが,その中で興味があり,私のいちばん手をかけた脳出血の患者さんについて,入院後2週間を研究期間として看護実習したことをのべて,今後の参考にしてゆきたいと思います。
脳出血についての概略を申しますと,脳出血とは高血圧や動脈硬化のために脳血管が破裂して貧血を起こし,機能を停止するので,突然卒倒し意識不明になり死亡するか,覚醒しても半身不随を残すので,長期の療養を要する一疾病をいいます。
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