グラフ
未熟児看護のすべて(その1)—京都第一赤十字病院未熟児センター
吉岡 宏
,
阿倍 澤子
pp.5-12
発行日 1962年1月15日
Published Date 1962/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911541
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未熟児看護のむずかしさは、何よりも保育という一点に集中されているようです。いろいろな面で未熟あるいは不十分な身体的条件を克服して成熟児と変ることなく成長させようとする努力のうしろには、栄養、保温、安静、感染防止などの細心かつ愛情ある看護が要求されています。微妙に外界の影響をうけやすい未熟児に対しては、いわゆる病人を扱かうのとは全くちがった緊張と看護技術とが必要になる訳です。また、未熟児とその保育に関する正しい知識を身につけることも大切です。ここには、そうした「未熟児看護」の要点を、2号にわたってまとめてみました。
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