座談会
看護婦の社会的地位
高杉 一郞
,
長谷川 泉
1
,
A
2
,
B
3
,
C
4
,
D
5
,
E
6
1本社編集部
2V病院内科
3W病院眼科
4X学院
5Y学院
6Z病院
pp.54-59
発行日 1961年8月15日
Published Date 1961/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911460
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
地位の向上はおしつけられた結果か
長谷川 きょうは,看護協会総会のお忙しいところありがとうございました。
戦後,看護婦の社会的地位が大いに向上したように思いますが,この過程を振りかえってみますと,戦前低かったナースの地位が,戦後GHQの指令によって制度や教育が変えられ,社会的に高められたわけです。これは日本の看護界の中から自然発生的,あるいは主体的に生まれて来たのでなく,GHQのあと押しによって,つまり外力によって動かされた点が多いと言えると思います。この点では,他から与えられたものであると言えると思います。
Copyright © 1961, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.