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病院経営管理改善懇談会—第1回 報告をめぐつて
吉田 幸雄
1
1病院管理研究所
pp.13-15
発行日 1961年8月15日
Published Date 1961/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911442
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わが国の病院管理は,従来主として慣習によつて行なわれていたが,戦後いちはやく,占領軍から「日本の病院は欧米の中世期の状態にある」という指摘を受け,法制的には,医療法,保助看法などの制定が行なわれ,また病院管理研修所が発足して,病院の幹部職員の研修が行なわれるようになつたことはご承知のとおりである。
そして日本の病院も,病院管理の合理化にめざめ,看護部の独立,病院給食改善などいろいろな面の改善運動が全国的に広がり,終戦直後にくらべると,近来格段の進歩のあとが見られるようになつた。
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