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脳出血の看護
伊佐 マル
1
1国立東京第一病院内科
pp.17-21
発行日 1961年2月15日
Published Date 1961/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911253
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はしがき
脳卒中というのは脳出血をさすことが多く,急激に起る意識消失と麻痺を伴う脳の機能障害を主症状とする。その原因としては脳出血,脳塞栓,脳血栓とが主なもので脳膜卒中のごとく,脳実質の傷害がなくとも類似の発作に卒中の語を用いる場合もある。この看護法については急性期および恢復期,アフターケアーに分けて検討すべきであるが,私は主として入院してくる急性期の看護,恢復期の看護について述べることにし,アフクーケアーは本院の性質上行なつていないので省略する。
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