Nursing Study
重症病棟における集団指導と看護
杉浦 栄一
1
,
神郡 博
1
,
小高 愛治
1
,
竹生 豊太
1
,
荒川 武弘
1
,
斎藤 謙四郞
1
,
窪田 穰
1
,
小内 宏
1
,
竹内 悟
1
,
中田 弘
1
1国立国府台病院
pp.53-58
発行日 1960年2月15日
Published Date 1960/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911040
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現在の精神病治療に対する考え方は,急激にかわつてきている。いままでのE・S療法,持続睡眠療法等にかわつて,薬物療法(ウインタミン,セルパシル,プレジシル等)が,さかんに用いられるようになつた。一方,これらの治療に並行して,患者の内的活動性をよびおこし,病気の回復を早めようとする作業療法やレクリエーシヨン療法も最近またさかんに用いられるようになつた。しかも,患者を個々としてみるのではなく,あるグループとしてまとまつた活動をさせることによつて目的を果そうとする集団指導(group therapy)がいろいろの方法で試みられている。
ここで,わたしたちは,わたしたちがいままで行つてきた集団指導を中心に,いろいろと考えてみたいと思う。
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